オールインワン買い足し不要で設営簡単、初心者にオススメと評判高い「DODいつかのタープ」。トレードマークのウサギさんがとっても可愛いですよね。
我が家も悩みに悩んでデイキャン2年目に購入しました!
まず結論からお伝えすると、我が家的には買って大正解!てかこれ必需品じゃんもっと早く買えば良かった!だった「DODいつかのタープ」。
ただし、いくつかの点でここは微妙かな~と感じる点もありました。
そこで今回は「DODいつかのタープ」を約2年使った感想、コスパ、いい点と悪い点を忖度なしの徹底解説で紹介します!
タープの性能以外にも、タープを張る際に気を付ける点などを自分の経験から書いていますので、DODいつかのタープ購入を考えている・迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
【DODいつかのタープ】基本性能
すでに基本スペックは調べている方も多いと思いますが、念のためさらっとご紹介。
DODいつかのタープはヘキサタープといって、六角形の生地の角をそれぞれ固定して張るタイプです。タープの中でもオーソドックスで張りやすい形ですね。
参考価格(税込) | 11,320円 |
収納サイズ | (約)W67×D14×H14cm |
総重量 | (約)5.4kg |
材質 | 生地:150Dポリエステル(PUコーティング) ポール:スチール |
最低耐水圧 | 2000mm |
UVカット | UPF50+ |
付属品 | タープ本体、延長ベルト、ロープ(長)×4 ロープ(短)×4 ※タープに取付済、ポール×2、ペグ×8、タイベルト、キャリーバッグ、キャリーバッグ(ポール入れ)、キャリーバッグ(ペグ入れ) |
遮光率 | 90%以上 |
【DODいつかのタープ】我が家的購入の決め手
- 付属品がオールインワンで買い足し不要(ハンマー以外)
- 大きすぎない、かさ張らない(コンパクトカーなので…)
- UVカットと遮光率の高さ
- 生地が150デニールと厚目でしっかりしている(高級感あり)
- ポリエステル+撥水加工で乾きやすい
- 口コミがおおむね良かった
- キャンプ場や広場などで使っている人をよく見かける
- 価格・性能・設営難易度的に初めて買うタープとしてちょうど良さそうだった
特別なこだわりやアレンジとか初心者には使いこなせないから、まずはお手頃価格でベーシックなものが欲しかったのです。
かさばらず収納できるのも大事です。
コンパクトカーのトランクにも余裕を持って積載できます(そろそろ車買い替えたい…)
【DODいつかのタープ】ぶっちゃけ実際コスパはいいの?
他社製品と比べて最安値を求めている人にはおすすめしないけれど、トータルコストで考えればとてもおすすめできる初心者・ライト層向け入門タープ。
DODのレビューを見るとほぼ出てくる「コスパがいい」という評価。確かにハンマー以外全部揃って約1万円はかなりのお得感です。
とはいえよくよく調べたところ、他社の似たようなタープと比べて圧倒的に安い!とは言えませんでした。ECサイト等で価格順に並べれば分かりますが、値段だけならもっと安いものが色々あります。
ただ、DODより安価な商品はよく見るとポールが別売りだったり、ペグ(杭)が簡易的で抜けやすいものだったり、材質や遮光率の記載がなかったりと、パッと見分からない部分でひっかかることが多かったです。
安さを追求すれば品質にしわ寄せがいくのはやむを得ません。むしろDODでも安すぎると思いますが…
また、よく見るとTC素材だったということも。
2年間使用した結果として、性能・付属備品オールインワン・耐久性・使い勝手などから考えればやはりDODいつかのタープがお値段以上のコスパなのは間違いないと感じました。あとやっぱりね、ロゴが可愛い。大事。
大事なのは数千円の違いより、自分たちが「買って良かった」と思えるかどうかかなーと。そういう意味ではほんと大満足です。
【参考】DODいつかのタープと同価格帯でおすすめのタープ
複数候補を見つけて比較したいという方向けに、筆者が購入検討時に候補にしていた、DODと同価格帯で付属品オールインワンor追加可能のタープを紹介します。
なお、DOD以外の実際の使用感やスペックは保証できませんのでご了承ください。
メーカー | DOD | キャプテンスタッグ | FIEL DOOR |
---|---|---|---|
商品名 | いつかのタープ | タープヘキサゴンCSクラシック | ヘキサタープ |
対応人数 | 4~6人 | 4~6人 | 4~6人 |
内容物 | オールインワン | オールインワン | ポール別売り |
材質(タープ) | ポリエステル150D | ポリエステル | ポリエステル |
サイズ(展開時) | 幅420×奥行410×高さ230cm | 幅400×奥行420×高さ220cm | 奥行440cm×幅470cm |
サイズ(収納時) | 幅67×奥行14×高さ14cm | 幅64×奥行13×高さ13cm | 幅75×奥行15×高さ15cm |
重量 | 5.4kg | 3.4kg | 5.2kg(ポール含む) |
耐水圧 | 2000mm | 2000mm | 1500mm |
カラー | ホワイト カーキ ブラック | ホワイト | ライトグレー ライトベージュ ボルドー ダークブラウン カーキ |
参考価格 | 9,860円 | 10,800円 | 6,820円(ポールセット含む) |
楽天で一番口コミが多いのはFIEL DOORですね。
私はキャプテンスタッグとどっちにするか最後まで迷って、ウサギのロゴと口コミ数で決めました。
【DODいつかのタープ】設営方法と難易度・使ってみた感想
- 初回~慣れるまで:約20分
- 慣れてから:約10分
- 慣れれば女性一人(私)でも10分程度で設営可能
- タープ本体より、地面にペグを打ち込みやすいかで手間と時間が大きく変わる
タープを張るときの意外な落とし穴=地面
タープレビューなのにいきなり地面の話になってすみません(土下座)
いやでもタープに限らずテントもですが、ペグ(杭)の打ち込みやすさと抜けにくさって設営の明暗を分けるとこありまして…
特に我が家は河原がメインなので、石がゴロゴロしてるところは行かないか全力で日陰を奪取します(つまりタープ張らない)
ちなみにこちらが、石のゴロゴロした河原で無謀にもタープを張った結果です。ドン。
お分かりいただけるだろうか。
もーーーーね、打っても打ってもペグが刺さらず、最終的に石で無理矢理固定したらこうなりました(なお所要時間:設営に慣れた男性1人で約30分)
悪戦苦闘した結果なので…なおペグのヘッド部分がズリ落ちるのはDODタープあるあるらしいです。
どうにかこんな感じで張れましたが、そもそもこんな地質でタープ使うのは無謀ということですね…(反省)
実際ここは四つ足フレームテント使ってる人がほとんどで、タープは我が家とあと一組ぐらいでした。リサーチ不足…!
というわけで、タープの購入・使用を検討する際は、目的地の地質も合わせてチェックしてくださいね。
山や一般的なキャンプ場ならまず大丈夫と思いますが、河原は要注意です。特に小さい子連れだと、親が設営に手間取り目を離した際に…という危険性も。
ただし、苦労した甲斐あってタープで作った日陰はめっちゃくちゃ快適でした!
周囲に遮蔽物がない、気温34度の直射日光で沸騰した地面でもこんなに涼しくなるんだと本気で感動。さすがの150デニール&遮光率90%over。
ノーマル地面で設営した感想
一方、普通にペグが打ち込める場所で設営した結果がこちら。
うん、良~~~~~~~。
ちなみにこれは初めて張ったときです。ハンマー忘れて(付属してません)木の幹に括ったりもしたけど上手く出来ました!
どこでも日陰を確保できるのはもちろん、タープを張るだけで「私たちアウトドア慣れてますよ感&プライベートエリア感」が一気に出ます。あれです、スキル陣地効果(ゲーム脳)。
どのぐらい出るかというと、根っからのオタク夫婦な我々ですら、何度か練習すればリア充ぶって友達家族とか呼べちゃうレベル。
実際、キャンプでは「テント=寝室、タープ=リビング」という括りで使い分けされているので、快適さはさもありなんですね。
設営方法
専用の袋にハンマー以外の必要物品が全て揃っているので、設営手順もいたってシンプル。
説明書が袋の内側に張り付けられているのも地味にポイント高いです(こういうの大体なくすので)
中級者レベルになると別売りのポールを買って色々な形にアレンジする人も多いですが、初心者・ライト層はアレンジ以前にまず基本!
専用の備品でストレスなくタープ設営の基礎を習得できるので、そういう意味でも最初はDODタープがおすすめです。
タープの詳しい設営手順はこちらの動画で分かりやすく解説されています↓
【DODいつかのタープ】使ってみて良かった点
- あるとないでは日差しと暑さが雲泥の差
- サブロープが生地と一体化しているので作業が減って楽
- 周囲からも目隠しにもなり、キャンプ場に自分達のリビングが出現する
- 雨が降らなければ整備はほぼ不要(ペグの泥を拭いたりする程度)
- 慣れれば設営も撤収も10分以内
- アウトドアの自信がつく
- オシャレなヘキサタープ&ウサギのロゴでテンション上がる
- 大雨でも水漏れなし
雨天時の水漏れも心配無用
耐水圧は500mmで小雨、1500mmで大雨が防げるとされています。一方、DODいつかのタープの耐水圧は2000mm。
実際に筆者は過去に数回、山で急な雷雨や結構な雨に見舞われたことがありますが、タープが水漏れしたことはありません。
楽天等の口コミや他の方のブログを見ても、土砂降り・雨の日キャンプでも問題なく使えているようです。
体感的にも口コミ的にも、まず水漏れの心配はいらないでしょう。
【DODいつかのタープ】使ってみて悪かった・気になった点
- ハンマーが付属していない
- ポールの高さは調整不可
- ペグのヘッド部分がずり落ちる
- ポリエステル製なので火の粉に弱い
ハンマーの買い忘れに注意
この記事でも何度か書きましたが、DODいつかのタープにはハンマーがついていません。そしてハンマーがないと現地で詰みます。
イイ感じの石でも探せば打てるでしょと思っていた時期が私にもありました。いやまぁ柔らかい地盤ならギリいけるけど…
くれぐれも、くれぐれもハンマーを忘れないでください…
まずは家にあるもので全然OK!新しく買うなら打ちやすくてペグ抜きもできるペグハンマーがおすすめだよ。
ポールの高さは調整不可
他社製品や別売りのポールでは、数センチ刻みで高さ調節できるものもありますが、DODいつかのタープの付属ポールは調整できません。
標準的な高さなのでベーシックな張り方をする分には全く問題ありませんが、慣れてアレンジしたい場合は別売りのポールを購入する必要があります。
ペグのヘッド部分がずり落ちる
他の方の口コミでもたまに見かけたのですが、付属のペグはハンマーでガンガン打ってるとヘッドの白い部分がずり落ちることがあります。
まぁ回しながら嵌め直せばある程度戻りますし、ペグ自体のヘッドが平らなのでぶっちゃけ打ち込む分には何も問題ないです。もし打ち込めないならそれは地質の問題ですね(まだ言う)
むしろ、
- 紐を引っかける
- 駄目押しでグッと地面に深く刺す
- ペグを抜くときに掴んだりハンマーを引っかける
という場合に使うことが多いので、現状大した支障はありません。気になる方は慣れたタイミングでペグを買い替えても良いかと思います(ちな我が家は気にせず使ってます)
ペグも地面のタイプに合わせて色んな種類が出てるので、抜けやすい・打ちにくいと感じたら買い足しても◎だよ。
ポリエステル製なので火の粉に弱い
DODいつかのタープに限ったことではありませんが、基本的にポリエステル製のタープは燃えやすいです。
タープ内での焚き火はもちろん厳禁、風の強い日などは火の粉が飛ばないようご注意ください。生地に穴が空きます。
卓上用のガスコンロやシングルバーナーは火の粉が出ないので普通に使えますが、十分に気を付けましょう。
どうしてもタープ内で焚き火がしたい場合は、難燃性焚き火タープ(DODいつかのタープTCなど)がおすすめです(ただしメーカーは推奨していません。TCタープも本来あくまで火の粉対策用です)
ただし難燃性タープは耐水圧500mm以下のものが多いので雨の日は不向き。最近は天気予報もあまりアテにならないので、耐火性を重視したければ生地だけ買い足すのが良いと思います。
なお、楽天の「タープ」検索で一番口コミ数の多い↓の商品はTC素材です。
【DODいつかのタープ】2年使った感想レポ!コスパや良い点・悪い点を徹底解説まとめ
今回は我が家の買ってよかったアウトドア用品ベスト3に入る「DODいつかのタープ」についてレビューしました。
まとめると、
- 性能・価格・使いやすさ全般でタープデビューに断然オススメ!
- 使っている人が多いので困ったときの解決法・慣れてからのアレンジ方法も見つけやすい
- 設営が簡単かつ専用付属品が揃っているのでノンストレスで練習できる
- 慣れれば女性1人でも簡単に設営できて達成感が得られる
- コンパクトで場所を取らない
- 日差し絶対防ぐマンの気概を感じる
- タープ内の体感温度はマイナス10℃(我が家感覚)
- アウトドア慣れてます感が出て嬉しい
- 自然の中にプライベート空間をゲットできて楽しい
- ロゴのウサギでテンション上がる
です。
後半ただのお気持ちですね…
時間とお金使ってアウトドアしてるんだから気持ちが一番大事だよォ!
とにかく初心者・ライト層、初めてタープを買う人は「DODいつかのタープ」を選んでおけば後悔することはないと思います(というか最初からこれ以上の機能を求めても手に余るので…)
「いつかのタープ」でいつかを明日に、ぜひ一歩踏み出してワンランクアップの快適なアウトドアライフを満喫してくださいね。
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